犬の車酔いは治せるのか?

Wan-chan

ゆうばーばです。
トイプードルのかんちゃんを育てています。

このブログは私[ゆうばーば]が、かんちゃんを育てながら感じたことや、わんちゃんの情報・おすすめ商品を紹介していきます。

今回はわんちゃんの車酔いについてです。
5分程度のドライブでも酔ってしまっていたかんちゃんの、車酔いの始まり~現在までを紹介していきます。

1.車酔いの始まり

かんちゃんの車酔いの始まりはお迎え初日で、生後4ヶ月の時です。
ブリーダーさん宅から我が家まで時間的には35分くらいで、山道だったので少し車揺れはあったと思います。

初めて乗った車で酔ってしまったのが、トラウマになってしまい、その後は5分くらいの短い距離でも、毎回吐いてしまうようになりました。

2.車酔いの症状

かんちゃんの実際の症状はこちらです。

1.キュンキュンと鳴く

2.何度も続けてあくびをする

3.よだれが出る、鼻がびちゃびちゃに濡れる

4.落ち着きがなくなる

5.吐く

6.車に乗せようとすると足を踏ん張って拒否する、車に近づくだけで嫌がる

あまりにも辛そうなかんちゃんを見るのがかわいそうで、最初は車に乗せるのこと自体をやめました。
でも自宅からは、病院もトリミングサロンも車でしか通うことが出来ないところにあります。
それにかんちゃんと色んな所に出かけたいと思っていた私たちは、どうしたらいいのか悩みました。

子犬だからかもしれないと思い、動物病院の先生に、成犬になったら治るのかも聞きましたが、「治る子もいるし、治らない子もいる」と言われました。
なので動物病院の先生に相談に乗ってもらいつつ、自分たちでもネットや書籍で、車酔いする原因と対策を色々調べました。
それをまとめたものを紹介していきます。

3.車酔いしやすい原因

車酔いを克服するには原因を解決しないといけません。
かんちゃんの場合、考えられる原因はこちらです。

1.耳の奥にある三半規管が察知する動きと、目から入る情報にズレが生じ、平衡感覚と自律神経が乱れる

2.車の揺れやスピードに慣れていない

3.過去に車酔いをした経験からのトラウマ

4.車内の匂い

人間は大人より子供のほうが車酔いしやすいですよね。
それは揺れに慣れていないのと、前庭小脳(ぜんていしょうのう)の発達が未熟なのが原因なんだそうです。
そしてこの前庭小脳は身体のバランスを平衡に保つ機能を担っていて、4歳から12歳頃にかけて成長していきます。なので車酔いが始まるのも4歳前後からと言われています。

ということはわんちゃんも同じなんじゃないかと思いました。
前庭小脳が発達するまでに、1以外の原因を取り除いてあげれれば克服できる可能性が高まると信じることにしました。

4.車酔い対策

車酔いしやすいと言われる原因を一つずつ解決していきました。

まず車内の環境を整えました。

1.消臭剤を置き、車内を無臭化
わが家はどでか無香空間を使用しています。
※消臭剤はわんちゃんが誤飲すると危険なので、誤飲する可能性がある場合は注意しましょう。


2.揺れを感じにくくするためドライブベッドなどを色々試してみた
試したものはこちら↓

その1】クレート

その2】ドライブベッド

その3】ペットカートのバスケット

【その1】は自宅で使っているクレートなんですが、お迎えの日に使って吐いたトラウマがあるので、ドライブ用に【その2】を買いました。
でも【その2】はフカフカで揺れや衝撃は吸収してくれるのですが、高さがないのでかんちゃんが落ち着かず、これも何度か吐いてしまいました。
現在の【その3】を使うようになってからは一度も吐いていません。
【その3】が一番高さと安定感があり、かんちゃんには合いました。
【その2】もかわいいので、車酔いが治ったら使おうと思って、洗って保管しています。

3.酔い止め薬を飲ます
動物病院の先生に酔い止め薬を処方してもらいました。セレニア錠24というお薬で1錠600円です。

4.車に乗せる前に必ず散歩をする

5.15分に1度休憩して、散歩する

6.嫌な思い出を楽しい思い出にすりかえる
楽しい場所にたくさん連れていきました。ただの買い物や病院も行った先でその周りを散歩させることで楽しいと感じてもらえるように工夫していました。

5.練習

あとは対策しながら練習を繰り返しました。

最初は10分くらいの距離から酔い止めを飲ませて練習しました。
酔い止めを飲ませるとあくびなどの症状はほぼでなくなり、吐かなくなります。落ち着きのなさと、キュンキュンなきもマシになります。
この状態で4~6も実行します。
そして距離を少しずつ伸ばしていきました。

そして、これと平行して酔い止め薬を飲まさずにもっと短い距離をドライブするバージョンも練習していきます。
自宅から10分前後で行ける公園やお散歩コースをいくつか探して、そこまでドライブして、お散歩して自宅に帰るのを繰り返しました。
こちらは様子をみながら短い距離を何度も練習します。
そして少しずつ距離を伸ばしていきました。

6.まとめ

生後5ヶ月の頃から練習を始めて現在11カ月です。
対策4~6は今も続けていますが、現時点で最高1時間は薬を飲まなくても車酔いせずドライブ出来ています。まだ完全に治ったとまでは言い切れませんが、2か月以上車に乗っても吐いていません。

1番の変化は普段のお散歩の後にスキップ(私にはそう見える)してみずから車に近寄っていくようになったことです。
お散歩のあとに車で楽しいところにお出掛けできることは覚えてくれました。トラウマは完全克服できたと言えると思います。

色んなところにかんちゃんとお出掛けする夢が広がるゆうばーばです♪


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